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2024.12.26

ニュース

データサイエンス教材を活用した授業を小学校で初めて実施しました

開催予定 : 2024年12月6日

開催場所 : 東成瀬村立東成瀬小学校

秋田県にある東成瀬村立東成瀬小学校の5,6年生22名を対象に、12月6日の2,3時間目の授業において、SIPで開発中のチームC「データサイエンス教育のコンテンツと評価手法の開発」で開発している教材を用い、「東成瀬村の特ちょうを探してみよう!」と題した授業をチームCの久富望が実施しました。
今回用いた教材は昨年末に開発し、複数の高校で試行・改善してまいりましたが、本プロジェクトの目指す義務教育段階におけるデータサイエンス教材の利用としては、小学校における最初の実践例になります。
授業準備の段階では、小学生を対象にしたことによる教材のカスタマイズ、授業案の練り直しなどを、東成瀬小学校の教員による協力・助言も得て行ってまいりました。また、本授業においては、東成瀬小学校において、機器操作のサポートや出前授業を実施している東成瀬テックソリューションズ株式会社から、2名の機器・操作のサポートもいただきました。
授業においては、プログラムの使用にはほとんど抵抗なく、児童たちはスムーズに使いこなすようになり、東成瀬村の特徴についてデータを使って考えを表現しました。授業の最後には、児童から、データサイエンスの価値について自ら感想を述べる発言もあり、大変充実した機会となりました。
一方で、高校生に実施していた時とは違う反応や、小学生のために扱うデータを絞ったことによる影響も見られ、今後の教材・授業内容へ取り入れるべき点が明らかになった点で、本プロジェクトとしても有意義でした。今後、本授業を他校でも実施し、より汎用的に使える内容へと発展させることを目指す考えです。


東成瀬村の特徴について考える子どもたち


東成瀬村の特徴についていったん共有


新たな特徴を考えるためのプログラムを説明